簡単そうに見えると思いますが、
10頭全員そろって、
正面に向かせるには、
テクニックと気合がいります!
この写真の直前に、
どのような格好で
子犬にアピールしているか。
翌日には全身筋肉痛になりながら
必死に子犬を注目させる
女性スタッフを
想像してみてください…。
今日は大型犬の躾について一言!
困った犬は人間が育てる(@@;
※詳細はこの下の記事に続く。
★しつけの良し悪しは人間の能力!
<良くない例>
市販の本に書いてあることを鵜呑みにしてしまい、
「しつけ」にばかり気が行き、夜間泣き続けているのに無視!!
ケイジに入れたまま無理矢理寝かす!!!
→ 結 果!
これでは、愛情も何もありません。
はじめて家族にご対面したと思ったら、
いきなり無視され、不安と寂しい気持ちが一杯に!
お互いの信頼関係は激しく崩れ、精神的ストレスだけが大きく残る。
子犬子猫にとっては、環境が変わっただけでも大変なことです!
初日からしつけ(勉強)をされては、精神不安で体調を崩しても当然です。
長年の経験から、「しつけ」は新しいお家に十分慣れた頃、
簡単な躾もお迎え1~2週間してからがベストです。
<本格的な躾は盲導犬を見習う!>
盲導犬なども生後半年までは厳しいトレーニングは一切せず、
とにかく人間を信頼させることに徹して育てます。
また、無理な躾をせず、普通に愛情を持って育てていると、
無駄吠えも、噛み癖も付きません。
<噛み癖>
良く犬の躾で「噛み癖」について質問を受けますが、
躾をしなければ「噛み癖」は付かないともいわれています。
人間の叱るタイミング、罰の与え方や強さが原因で困った犬になることが多く、
天性(?!)の生まれもっての困った犬はいるはずがないのです。
小さい頃の噛み癖に見える行動は、
人間の赤ちゃんが何でも口に入れてモグモグするのと同じで、
成長過程のおしゃぶり、歯固めと同じ行動です。
ですから事前に噛んで遊んでもよいおもちゃを与える、
噛まれて困るものは高い場所に移すなど対処をすることが大切です。
特別な躾をしなくても、人間と同じで、モグモグ噛んで遊ぶ成犬はいません。
<私たちが思うこと>
小さいころの躾のし過ぎが、 よくない結果を生むことのほうが多いように思います♪
子犬と子猫のお部屋ではリーダーが誰かが分かるように教える以外、
犬には一切躾をしていません。
でも非常に良く言うことを理解し行動します。
子犬子猫をお迎え後は、彼らの心の成長を見守り、あせらず、無理せず、
自然に大らかに育てることが一番の幸せだと思います。